中国輸入の第一歩!激安サイト「アリババ」から仕入れる方法
【初心者でも簡単!】中国の激安サイト「アリババ」から輸入する方法
中国から安く商品を輸入して販売するのは、利益を得るための基本です。
今回は、世界最大級のBtoB(企業間取引)向けECサイト、「アリババ」で安全に商品を仕入れるための具体的な方法をご紹介します。
初心者の方でも安心して取引できるように詳しく解説しているので、まずは読んでみて全体像を把握してみてください。
中国最大級の仕入れ先「アリババ」とは?
アリババとはアリババグループ(阿里巴巴集団)が運営する、世界最大級のBtoB(企業間取引)向けECサイトです。
アリババグループではAlibaba.com、阿里巴巴1688.comの他に、淘宝網(タオバオ)、天猫Tmall(テンマオ)、AliExpress(アリエクスプレス)といった複数のサービスを展開しており、グループ全体の利用者は8億4600万人を超えるとも言われています。
2014年9月にニューヨーク市場へ上場したことでも話題になりました。
日本国内からも使ったことがある方はいらっしゃるのではないでしょうか。
おすすめのアリババサイトはこれ
「アリババ」で検索すると「Alibaba.com」も出てきますが、こちらはグローバル向けのサイトです。
中国からの輸入は、中国国内向けのECサイト「阿里巴巴1688.com」から行うので「1688」と検索してみてください。
アリババ(1688.com)の安さの理由
アリババは卸業者や工場が商品を納品しているので、仲卸業者を介さずに卸値で仕入れることが可能です。
BtoB(企業間取引)向けECサイトならではの安さですね。
アリババ仕入れのメリット
ここではアリババで商品を仕入れるメリットを3つ、ご紹介していきます。
価格が安い
日本よりも全体的に価格の安い中国の商品を卸売価格で購入できるので、仕入れ価格を安く抑えることができます。
当然安く仕入れて高く売ることで利益率も上がるので、仕入れ値を安く抑えるに越したことはありません。
大量仕入れができる
卸業者や工場から商品を買うことができるので、大量に購入することができます。
価格交渉が可能な場合がある
全ての商品が可能というわけではありませんが、単価やロット数を下げる交渉をすることもできます。
交渉次第では、さらに安く、さらに少量で仕入れることが可能な場合も。
アリババ仕入れのデメリット
一方でアリババで仕入れるデメリットもあります。
商品の品質レベルが一定ではない
仕入れ先によっては商品のレベルにばらつきがあり一部には商品として販売できないような不良品が含まれている場合もあります。
仕入れ時に最小単位が決められている場合も
仕入先が工場や卸売業者なので、小売をしていないところもあります。
業者によっては最低注文数が決められており、個数販売はしていないところもあるので気をつけましょう。
やり取りのレスポンスがスムーズでは無い場合も
生産に軸を置いている工場等と取引をする場合は、日本の業者のようにスムーズにやり取りができない場合があります。
多少の遅れはある前提でスケジュールを組んでおくと販売までスムーズに進行できます。
具体的な仕入れの手順は?
ここではアリババで商品を仕入れる具体的な手順を解説していきます。ぜひ参考にしてみてください。
ステップ1.仕入れの前に売れる商品をリサーチする
仕入れの前に商品や市場をリサーチするのは、仕入れの前段階として重要なことです。
肌感覚で流行しているものや、ご自身の得意な分野のものを仕入れるのではなく売れる商品を仕入れるためリサーチをしましょう。
ではどのように売れる商品を見つけるのかというと、「既に売れている商品」を仕入れることです。
リサーチツール等を活用して、直近で売れている商品を見つけて仕入れましょう。
ステップ2.アリババで仕入れる商品を探す
仕入れる商品が決まったらアリババで検索して商品を見つけていきましょう。ここではアリババで商品を見つける方法を3つご紹介します。
1.画像検索
まずは、画像検索機能を使って検索します。
商品が見つかれば同款/相似の機能を使ってさらに安いものが無いか調べましょう。
もし商品が見つからない場合は、同じアリババグループのタオバオで検索し、対象の商品やその商品に近いものがあればキーワードをコピーして、アリババで検索をかけていきます。
そうすると画像検索で見つからなかった商品が見つかる場合があります。
2.キーワードで検索
検索したい商品が決まったらその商品名で検索しますが、当然日本語のままでは出て来ないことがほとんどです。
Googleなどの翻訳機能を使って、日本語から中国語に変換して検索しましょう。
ただ、検索するカテゴリーが抽象的な場合すぐ見つからないことも。
その場合は画像検索機能や翻訳機能を使ってキーワードを検索しましょう。
3.「同款」「相似」機能を使って検索
全ての商品に表示されるわけではありませんが、「同款(どうかん)」「相似(そうじ)」という機能を使って探していく方法もあります。
同款は同じ商品の価格を比較したいときに便利です。
相似は似たような商品を探すときに使える機能です。
探している商品がすぐに見つからなくても、相似機能で似た商品を辿っていくと目当ての商品にたどり着く場合があります。
ステップ3.優良ショップから購入する
アリババには数多くのショップが出店しており、中には取引に不安感を覚えるショップもあります。
優良ショップを探すにはショップに対する評価と過去の出荷数を確認することが重要です。
ショップに対する評価はランクで示されています。
ランクの良い順にスター→ダイヤ→クラウンとなり、それぞれに5段階あります。
最も高い評価はクラウンが5つついたもの、反対に低い評価はスターが1つのものです。
商品出荷数は「成交」をクリックすると表示されます。
また、「重复采购率」はリピート購入率です。
「行业均值」は業界平均値で、これよりリピート購入率が高いと、同業他ショップよりリピート率が高いということです。
ショップの評価やリピート率を元に優良な仕入先を見分けていきましょう。
「服务响应率」問い合わせの返信率や「回头率」返品率を見ておくとさらにショップ選定の参考になります。
また、OEMやオリジナル商品の販売を見据えているなら仕入先は「生产厂家」を選ぶようにしましょう。
ステップ4.テスト仕入れを行う
商品の発注は少数から行い、商品の品質確認や納期までのスケジュール感を掴むようにしましょう。
さらに、実際に売ってみて売れ行きも含めて確認しておくと在庫を抱えるリスクを減らせます。
服や靴などサイズや色展開が複数あるものは、まんべんなく仕入れることをおすすめします。
仕入れの際に注意すること
輸入禁止・販売禁止の商品に該当しないか注意
中国から日本へ商品を輸入する際、法律で輸入や販売が禁止されているものに該当しないか注意しなければなりません。
輸入禁止商品を輸入してしまった場合、税関ですべて没収、処分されます。
大きな損失になってしまうので、仕入れる前に必ず確認しておきましょう。
また、使用期限があるものもその期限内に売りきる必要があるので気をつけましょう。
著作権を侵害している商品や、ブランド模倣品も処罰の対象になり得るので仕入れないようにしましょう。
まとめ
初心者でも簡単にアリババから商品を仕入れて利益を出すステップは3つ。
ステップ1.仕入れの前に売れる商品をリサーチする
ステップ2.アリババで仕入れる商品を探す
ステップ3.優良ショップから購入する
さらにテスト仕入れを行うことでより安心して取引を行えます。
安さが魅力のアリババでの仕入れ。市場調査とショップ選びを慎重に行い、売れる商品を低コストで仕入れてみてください。