物販ビジネスで倉庫利用を視野に入れるべき理由、利用を始めるタイミングや注意点も解説
物販ビジネスで倉庫利用を視野に入れるべき理由、利用を始めるタイミングや注意点も解説
今回は、物販ビジネスである程度収益が上がってきた場合や、作業量が増えてきた際に倉庫を持つ必要性や、倉庫を持つメリットやデメリットについて詳しく紹介していきます。
倉庫を持つかどうか迷われている方、物販ビジネスをさらに成長させて多くの利益を上げていきたい方に向けて参考になる情報ですので、最後までご覧ください。
物販ビジネスで倉庫を用意しないことで発生する問題点
ある程度物販ビジネスが拡大してきても、自宅で物販ビジネスを行うことは可能ですが、様々な問題が生じます。
倉庫を持たないことで、どのような問題が発生しやすくなるのか紹介します。
商品の管理が難しい
物販ビジネスにおいて、倉庫とは商品の保管や管理に用いる場所を指します。
ビジネスの規模によっては倉庫が無いことで、商品を適切に管理出来ず、業務に支障をきたしてしまう可能性があります。
受注した商品がどこにあるのか分からないことや、そこから誤発送してしまうということが起きるかもしれません。
このようなことが起きると、クレームが入り評価が下がるのはもちろん、トラブル対応により業務の効率が低下してしまいます。
商品の管理ができていないと、仕入れたはずの商品を紛失してしまうということもあり、無駄なコストが発生してしまうことになり、財政を圧迫します。
スペースが足りなくなる
物販ビジネスを展開させていけるようになると、自ずとビジネスのスケールも大きくなります。
したがって商品数も多くなり、スペースも必要となってきます。
自宅で物販ビジネスを行うと、徐々にスペースが圧迫されるようになり、生活にすら支障をきたすことにもなります。
このような状況では物販ビジネスを行うことは不可能です。だからこそ、物販用の倉庫が必要になってくるのです。
商品のコンディションを保てない可能性がある
物販ビジネスで仕入れた商品は、販売して購入者のもとへ届くまでに大切に管理しなければなりません。
仮に傷がついてしまうことや、破損してしまうと再度仕入れることになり、余計なコストがかかります。
また、問題がある状態で商品を発送すると、購入者とのトラブルになる可能性もあります。
倉庫がないと、知らないうちにコンディションを損ねてしまう可能性もあるのです。
物販ビジネスで倉庫を持つべき理由
物販ビジネスで倉庫を持たないと、ビジネスが拡大した際に様々な問題が生じることが分かりました。
では、物販ビジネスで倉庫を持つことにより、どのような恩恵を受けることができるのか紹介します。
商品を適切に管理できる
ほとんどの物流倉庫は、広々としたスペースを確保していて、商品を適切に管理してもらえます。
大規模な倉庫では、IT技術を活用しているものもあり、商品の在庫や状態を常時把握できる環境が整ってきています。
規模にもよりますが、倉庫に商品を預けることで適切に商品を管理できるようになるのです。
さまざまな業務を兼務できる
物流倉庫に多いのは、さまざまな業務の代行サービスを提供しているものです。
預かった商品を保管するだけでなく、検品や梱包、発送などにも対応し、多彩なオプションサービスを用意しているところもあります。
このような倉庫を使うことで、物販ビジネスで「仕組み化」して利益を上げることが出来るようになる可能性があります。
業務効率化を実現できる
物販ビジネスで倉庫を利用する目的でもあり、最大のメリットとなることは、業務効率化を実現できることです。
倉庫を借りて外注化することで、物販の物流に関してさまざまな業務を代行してもらえるため、業務効率化が可能です。
物販ビジネスで商品の梱包から発送までを一人で行うことになると、相当な時間と労力がかかります。
さらに商品の仕入れや販売、カスタマーへの対応も並行してやらなければなりません。
これらのことを全て行うと、ビジネスの規模が拡大してくれば、どこかで疎かになる部分が出てきてしまうことになります。
倉庫を持つことで、一部外注化することにより、物販ビジネスの要となる商品の仕入れや利益計算に集中できるようになり、業務にかかる時間を短く、効率的にビジネスが出来るようになります。
取り扱える商品が増える
倉庫を持つことで、これまでより取り扱える商品を増やすことが出来るようになります。
今までスペースの狭さが理由で取り扱えなかった商品も、倉庫を持ってスペースを確保することで、物販ビジネスの対象にすることができます。
それほど大型の商品ではなくても、家電、本、ゲーム機などもスペースを取ります。また、アパレルもきれいに管理するためには、ハンガーで吊るせるスペースが必要になります。
よほど小物の商品でない限り、スペース度外視で無理して仕入れると、作業効率が落ちるだけでなく、在庫管理にも手間取り、結果として利益が出にくくなるのです。
倉庫を確保することで、取り扱える商品が増えるだけでなく、これまで仕入れていた商品もより多く扱えるようになるのです。
物販ビジネスで倉庫を利用すべきタイミング
物販ビジネスで、どのようなタイミングで倉庫の利用を始めるべきなのか、そのタイミングが分からない方もいるかもしれません。
ここからは、物販ビジネスで倉庫を使い始めるべきなのか、そのタイミングを紹介していきます。
仕入れる商品量をもっと増やしたいタイミング
ある程度長い期間物販ビジネスで利益を確保して、継続してビジネスが出来るようになると、さらに利益を大きくしたいという思いが出てくることは当然のことです。
利益を大きくするには、今扱っている商品よりも利益が見込める商品を仕入れるか、仕入れる量を増やすかの2択になります。
この場合、利益を早く増やすことができるのは、仕入れる商品を増やす方法です。そのため、在庫管理する関係上、スペースが無く、仕入れが出来ないと大きな機会損失となります。
そこで倉庫を持つことにより、勝機を逃すことなく、仕入れをすることができるのです。
売上が停滞したタイミング
売上が多少停滞したときにも、事業に本腰を入れる意味でも倉庫を借りるべきなのです。
倉庫を持って、作業場を確保することで、副業感覚で行っていた物販ビジネスから、仕事場があるために、より真剣にビジネスを進められるようになります。
ただし、この売上が停滞する時というのは、月商数十万円という段階ではなく、月商数百万円を超えた段階のことを指します。
まずは、小規模でも売れる商品を見つけて、利益を積み上げていくようにしましょう。
物販ビジネスで使う倉庫の選び方
物販ビジネスで倉庫を利用する際、どのような基準で倉庫を選べばよいのか分からない方もいるかと思います。
ここでは、どのような倉庫の選び方をすると自分のビジネスに合ったものを選べるのか、物販ビジネスをより効率化させる倉庫選びのポイントを紹介します。
倉庫の場所
倉庫がどこにあるかは、物販ビジネスの倉庫選びで重要なポイントになります。
毎月かかる費用が安くても、倉庫があまりに遠方になると、商品を確認したい時にすぐに確認できず、品質管理が出来ない状態になってしまいます。
また遠方に倉庫があり、作業の確認をあまり行っていないと、知らないうちに倉庫で行われるはずの作業が抜かされることなど、低品質な作業が行われている可能性があるのです。
このようなことから、物販ビジネスで倉庫を選ぶときはきちんと立地を確認しましょう。
費用
倉庫を利用することで、業務効率化や生産性の向上など様々なメリットを得ることができますが、費用が高すぎるとただ財政を圧迫するだけになります。
倉庫を利用する上で発生する費用は、倉庫保管費や業務管理費、システム利用料などです。
また各々によりますが、梱包や出品なども委託している場合は、上記に加えて費用が発生します。
作業ごとに単価が設定されていることもあれば、1つのパッケージとなって価格を設定している倉庫もあるので、事前に調べておきましょう。
倉庫を利用したことにより、物販ビジネスで赤字になってしまっては意味が無いので、利用開始前に複数の倉庫に見積もりを貰い、どのくらいの費用がかかるのか理解しておくようにしましょう。
物販ビジネスで倉庫を使う場合のワンポイントアドバイス
倉庫を使う前に認識しておきたいポイントを紹介します。
固定費を上回る利益を上げなくてはならないことを理解しておく
当たり前ですが、倉庫を借りる場合は、賃借料以上の利益を上げなくてはなりません。
倉庫代で赤字になってしまうと、物販ビジネスでいくらメリットがあっても、倉庫を維持することが難しくなります。
借りる前には普段の利益を把握した上で、資金的に問題なく借りることができる倉庫を選ぶようにしましょう。
在庫を抱えすぎないように注意する
倉庫があると、スペースが確保されて、ついたくさんの商品在庫を確保しようとするかもしれません。
しかし、倉庫があるからといって、いきなり在庫を増やしてしまうと、赤字を抱えることや在庫管理がまた大変になってしまいます。
せっかく倉庫を持ったメリットが失われてしまうので、商品は多く仕入れ過ぎず、適切な数を取り扱うようにしてください。
ラックを活用して仕訳をして商品管理をする
倉庫の中にラックを組むと、商品群ごとに整理することができるため、どこに何の商品がストックしてあるか把握することができるようになります。
また、スペースを整理し、有効活用することにもなり、動線や商品仕入れを整理できるようになります。
ラックを活用して、倉庫をより活用できるようにしましょう。
物販ビジネスで使う倉庫の種類と特徴
物販ビジネスで使われる倉庫の種類について紹介します。物販ビジネスの規模や扱う商品によって使うべき倉庫の種類も変わってきますので、倉庫選びの参考としてみてください。
トランクルーム
トランクルームを物販ビジネスで倉庫として使う場合、相場は2000円~20000円程度で、広さやトランクルームのあるエリアによって変動してきます。
トランクルームでも、「屋外型」「屋内型」「宅配型」というようにいくつか種類があります。
種類によって駐車場の有無や、温度や湿度管理ができるかどうかが変わってきます。
基本的にコンテナのようなもので在庫や梱包作業を行うことになるため、在庫管理を自分で行わなければならず、荷物の取り出しが難しいという難点があります。
トランクルームを倉庫にする前には、必ずどのようなものか確認しておきましょう。
賃貸住宅
賃貸住宅も、物販ビジネスの倉庫とすることができます。基本的には商品の出し入れや、作業を行うため、行き来がしやすい1階の部屋を借りることがおすすめです。
また、車を使って仕入れを行う場合は、駐車スペースがあるか、そこから荷物の出し入れがしやすいかを重視して選ぶべきでしょう。
マンションの場合、共有スペースがあり扉が多く、荷物の入れ込みが面倒になるため、アパートがベストになります。
賃貸住宅のため、当然近隣に住まわれている方もいらっしゃいます。近隣の方の迷惑にならないよう、できるだけ静かに作業し、夜遅くまで荷物を運びこむようなことはしないようにしましょう。
借りる前に、仲介業者に防音などのこと聞いておくのもいいかもしれません。
FBA
FBAとは、Amazonが運営している倉庫機能も兼ねた出品者用のサービスとなっています。
セラーアカウントを作成し、商品を事前にFBAに納品することにより、商品の管理や注文処理、配送、返品まで物販ビジネスの全てをAmazonが代行するサービスです。
在庫を自分で保管する必要が無いだけでなく、注文が入った後の梱包や発送の手間も必要がないため、非常に効率的です。
また、Amazonで販売されるため、商品閲覧者数も圧倒的に多く、購入率も高めることができます。
ただし、大口出品(FBA)を使う場合は月5000円以上の費用がかかりますし、FBAの利用手数料と、在庫保管料が別途かかることになります。
また一旦倉庫の送った商品の状態を確認することはできません。傷つきやすいものや、温度管理が必要なものなどは納品を避けるべきでしょう。
そして金貨や古銭など、一部の商品は納品できないものもあります。利用前に費用の計算と取り扱っている商品を見てから検討するようにしてください。
初心者でも出来るFBAを使った物販ビジネスについてはこちらの記事もご覧ください。
最後に
物販ビジネスである程度規模が拡大してきた場合、倉庫を活用することを視野に入れるのも検討すべきと言えます。
倉庫があることで、業務効率化や取り扱える商品が増えて、さらに成長させることができます。
ただし、倉庫を使う場合、倉庫を借りる料金や、納品に関して手間がかかることもあります。
少なくとも月数千円以上の倉庫代を賄えるほど、物販ビジネスを成長させてから、倉庫を使うかどうか検討してみてください。
倉庫を持てるほどに物販ビジネスを成長させるノウハウや、初心者でも独自ルートで仕入れることが出来る方法について知りたい方は、以下のLINEからお気軽にお問合せください。