タイから商品を仕入れて物販ビジネスをするメリットや特徴、仕入れなどの方法を紹介
タイから商品を仕入れて物販ビジネスをするメリットや特徴、仕入れなどの方法を紹介
最近、海外の物販サイトを使って海外の商品を日本で高く売る海外物販ビジネスが広がりを見せてきています。
一般的な方法はアメリカや中国のサイトから商品を仕入れて、日本で販売するという方式ですが、かなり競争が激しくなってきているのも事実です。
そこで、今回はサイト経由ではなく、直接現地で商品を仕入れるタイ製の商品を扱った物販ビジネスを紹介していきます。
現地で商品を仕入れることになるので、ネットで行う物販ビジネスよりは難しいですが、そのデメリットを補って余りあるほどの魅力や、仕入れや商品サーチの方法まで詳細に紹介していきます。
タイ製の商品で物販ビジネスを行う利点
まずは、タイの商品をわざわざ現地まで仕入れに行って、旅費をかけてまで物販ビジネスを行うメリットとはいったい何なのか、紹介していきます。
関税の優遇制度がある
日本とタイとの間には「EPA」という関税優遇制度があります。
これを活用することで、日本側、タイ側のそれぞれで関税がかからない場合が多いです。
一方、海外物販ビジネスでよく用いられる中国の商品は、現在EPAなどの関税に関する優遇措置はありません。まずは、この点でメリットがあります。
初期費用がかからない
タイから商品を仕入れて物販ビジネスをすることの利点として、「初期費用がかからない」ということが挙げられます。
例えば、仮に飲食店を海外で開くとなれば、少なく見積もっても数百万円の初期投資がかかるでしょう。
今回紹介しているタイ輸入(タイせどり)は現地で商品を仕入れ、それをヤフオクやメルカリで販売することによって利益を得ます。
商品が売れた場合のみ、売上手数料が差し引かれるだけですので、初期投資にかかる費用というのはほとんどありません。
固定費がいらない
固定費がいらない、というのもタイから仕入れることの利点です。
実店舗を持つことで例えると、店舗の家賃、人件費、器材のリース代など売上が上がろうが下がろうが関係なく毎月かかります。
それがタイから輸入すると「固定費」は基本的に発生しません。
これはヤフオクやメルカリは無料で使用することができるからです。
競合が少ない
タイから商品を仕入れる日本人が少ないため、ライバルが少なく、仕入れた商品も希少性が高いことから売れやすい傾向があります。
中国製品や欧米製品を仕入れる場合は、現地に行かなくても商品の仕入れをすることができます。
しかし、タイで作られた商品の場合、仕入れをするためには一度現地に行く必要があるので、その手間からライバルが少ないのでしょう。
タイ製の商品で物販ビジネスを行うポイント
タイ製の商品を日本に持ち込んで物販ビジネスを行うためのポイントについて紹介していきます。
価格を確認してから交渉する
値札はついている場合もありますが、交渉次第で値切りが可能です。
最初に購入する姿勢を見せると、値切りはできなくなってしまうので、注意しましょう。
サンプルだけを購入するなら、値切りにこだわる必要はありませんが、本仕入れの際には通訳をお願いするなどしてきちんと交渉しましょう。
リサーチを徹底する
物販ビジネスでタイから仕入れを行う場合に限らず、徹底したリサーチが必要です。
リサーチが不十分なままでは、売れる商品を見つけることができません。
まずは、タイに関する雑誌やインターネットを利用して、どのような商品が売れているのか調査しておきましょう。
ターゲットとする相手や売りたい商品を明確に設定したうえでリサーチを行うと、さらに効果的です。
売れる商品を見つけるだけではなく、なぜ売れているのかという理由まで分析していくことで、売れる商品を見抜く力も見に付きます。
実際に商品を仕入れる際は、リサーチの結果をもとに仕入れ計画を立てておきましょう。
事前に計画を立てておくことで、売れる商品を見つけやすくなり、現地で効率良く仕入れを進めることができます。
既に海外から商品を仕入れて物販ビジネスをされている方も一応注意が必要です。
というのも中国の製品とタイの製品では、売れる商品のジャンルが異なるからです。
仕入先を変える際には、その国で売れている商品の傾向を忘れずにリサーチしましょう。
テスト販売する
タイで商品を仕入れて物販ビジネスを行う際には、ハンドメイド商品やシルバーアクセサリー、革製品などの売れやすい商品を仕入れると売れやすくなる傾向があります。
しかし、事前に入念なリサーチをしても仕入れた商品が売れないリスクは避けられません。
だからといってリスクを恐れて仕入れを先送りにしてしまうと、売れる商品を逃がしてしまいます。
この対策として、商品を大量に仕入れに行く前に、テスト販売をして本当に売れるか確認するという方法もあります。
まずは3つほど商品を仕入れ、テスト販売を行います。
なぜ3つかというと、1つや2つだけでは、売れたとしてもたまたま売れただけという可能性が高く、5つ以上仕入れると、売れなかった場合に在庫を処分するのに時間がかかることや、損失が発生してしまうからです。
テスト販売をして売れることを確かめてから追加で仕入れれば、在庫を抱えるリスクを避けることができるでしょう。
2度渡航費用がかかることにはなりますが、タイから商品を仕入れて物販ビジネスを成功させるにはより確実な方法だと言えます。
タイ製の商品を仕入れてチェックすべき市場
日本にタイ製の商品を個人で輸入して、物販ビジネスを行う際に、仕入れでチェックしておきたい市場について紹介します。
チャトゥチャック・ウィークエンドマーケット
週末の土日のみ開かれる市場ですが、タイでは最大のマーケットで、出店数は1万5千店以上です。
ガイドブックにも載っていますので、観光で訪れる人も多い市場です。
規模が大きいので、回るのは大変ですがタイならではの商品を仕入れたいと考えている人ならおすすめです。
カオサンロード
タイのシルバー製品は品質が良く、人気も高いですが、カオサンロードは古くからシルバー街として有名なところです。
低価格で質の良いシルバー製品を仕入れることもできますが、オリジナルの商品をその場で作ってもらうことも可能です。
絵や写真などで説明すれば、多少言葉が通じなくても問題ないので、試しに作ってみてもいいでしょう。
利益出やすい商品
タイで仕入れられる商品のうち利益が出やすいのは、シルバーアクセサリーや古着などのアパレル製品です。
シルバー925という純度の高いシルバーを使用したネックレスやブレスレットなど、さまざまなアクセサリーが高値で取引されています。
また、水着やサンダルなど、夏に需要が高まるアパレル商材が充実しているのも特徴です。
有名ブランドの古着も、タイでは安く手に入ります。
エスニック風の小銭入れやバッグ、革財布や革のカバン、革のバンドを使用した腕時計なども人気です。
タイには牛革だけでなく、クロコダイルやパイソン、リザードなどの高級な革や、エイやサメなどの珍しい革など、さまざまな素材を使用した革製品が売られています。
たとえブランド物ではなくても、タイの革製品は日本でも高値で販売されているため、大きな利益を出せる可能性が高いです。
ただし、革製品の中には輸入規制が設けられているものもあります。
仕入れるのであれば、日本に輸入できる商品かを事前にしっかり確認しておきましょう。
渡航費用
成田空港からタイの首都バンコクまでの航空券代は、往復で3~7万円程です。
安い時期であれば往復2万円台で行けることもあります。
乾季にあたる11月2月にかけての時期は観光客も多く、運賃が高くなる傾向があるため注意が必要です。
一方、雨季にあたる6月は、比較的安い価格で航空券が手に入ります。
格安航空でセールの時期を狙えば、往復1万円以下まで抑えることも可能です。
ただし雨季のタイでは激しい雨が降ることもあります。
屋外の市場で仕入れをすることや、移動するのが困難になる時期であることも覚えておきましょう。
なお、成田空港からバンコクまでは直行便で7時間ほどかかります。
経由便ではさらに時間がかかりますが、渡航費用を抑えたい場合は、経由便を利用するのも一つの方法です。
宿泊費はホテルのランクや部屋により異なりますが、スタンダードクラスで5000円、その上のクラスになると1万円以上はかかります。
特に、首都バンコクの中心部や鉄道の駅周辺の宿泊施設は価格が高くなりやすいです。
できるだけ宿泊費を節約したい場合は、ドミトリーやゲストハウス、サービスアパートメントなどを利用するのも良いでしょう。
場所によっては1泊1000円ほどで泊まれる宿泊施設もあります。
タイから輸入して売れる商品のリサーチ法
物販ビジネスで重要なのは安く仕入れて、高い値段で販売することです。
タイから輸入した商品で日本でも高く売れるものを見つけるために大切なのはリサーチです。
ここでは、タイから輸入した商品で物販ビジネスを成功させるためにおさえたい、商品をリサーチする方法について紹介していきます。
メルカリを使ったリサーチ
メルカリを使って売れるタイ製の商品を探す場合、まずパソコン版のメルカリにアクセスをします。
メルカリ自体は、スマホからも利用できますが、時間的な効率を考えるとパソコンをおすすめします。
メルカリのトップページに着いたら、さっそくリサーチしていきましょう。
まずは検索ワードで「タイ製、タイ、タイ産」などのワードを入れてみましょう。
このワードで検索をかけ、売り切れた商品のみを表示させてみましょう。
次に売れた商品をチェックしながら、商品の詳細をチェックし、「MADE IN THILAND」などタイ製であることがわかる商品をピックアップしていきましょう。
50個ほどピックアップして、タイ製の商品で日本人に人気ある商品の傾向や需要を掴んでいきましょう。
このデータをもとにメルカリで売れやすい商品を見つけて仕入れられるようにしましょう。
グーグルキーワードプランナー
グーグルキーワードプランナーは、グーグルが提供する検索数を調べられるツールです。(ツールは、無料で公開しています)
キーワードプランナーでの検索数が月間で「1000」を超えている物は、十分な需要があります。
もし、Amazonや楽天のランキングを参考にするなら、商品をそのまま真似するのではなく、表示されている「商品に関連する物」を扱います。
関連品を調べる際には、サジェストキーワード検索ツールを使用します。
先程のメルカリと同じように「タイ、タイ製、タイ産」などのワードで検索して、関連ワードを用いながら、レビューをチェックしましょう。
既にレビューが多くついているものは、売れ筋の商品としてのデータを取るには有効ですが、競合が激しいため、売れにくいことが考えられるため、レビューが少ない商品を狙っていきましょう。
またレビューの評価が低い商品も見て、なぜ評価が低いのかなどを研究し、皆さんがタイから輸入した商品でビジネスする際には、他の競合者より優れている商品を提供するようにしましょう。
ワシントン条約について
タイ製の商品の中で、クロコダイルの革で出来た商品は、人気も高く、売れば高い利益が期待できる商材として知られています。
このクロコダイル製品で物販ビジネスをされる方も増えてきています。
しかし、クロコダイル革の製品を扱う際にはワシントン条約に留意しなければなりません。
なぜならワシントン条約において、動物革の輸入について規制がかけられており、その中にクロコダイルも含まれているからです。
そのため、事前に輸入の準備をすることなく輸入することは認められていません。
クロコダイル商品を輸入しようとする場合には、クロコダイル製品を輸入する際に必要となる書類を用意しましょう。
具体的には、CITES輸出許可書などと輸入承認証が必要になります。
CITESとは、1973年に採択され、1975年に発効した野生動物を絶滅から守るとともに、その持続可能な利用も大事な理念に捉えて、動物の毛皮や革製品などの輸出の際に使われているものです。
またタイで購入し、日本に海外の商品を持ち込む際には、輸入貿易管理令に基づき、経済産業大臣に申請書を提出し、その承認を得る必要があること、これを輸入承認証と言われます。
なお、これらの書類は発行までに1~2週間ほどかかりますので、タイへ行くことが決まったら、なるべく早めに手続きをしましょう。
この手続きに不備があると、輸出や輸入の際に、持ち込んだ商品をその場で処分することや、罰金、または懲役刑に問われる場合もあります。
書類を提出すれば、タイでの買い付けも可能となります。クロコダイル製品は人気のある商品ですが、ワシントン条約の手続きがあることを理解した上で物販ビジネスをすることをおすすめします。
海外から商品を輸入して物販ビジネスをする際に違法とならないために、こちらの記事もチェックしてみてください。
まとめ
タイで仕入れることのできる商品は日本において高い人気を誇り、希少性も高いことから物販ビジネスにおいても非常に今後も活路が見いだせるジャンルだと言えます。
仕入れを現地に行って行わなければならないことや、製品によっては手続きが必要な難しさはありますが、旅行ついでに気軽にできる新しいタイプの物販ビジネスとして、今後も注目しておくべきでしょう。
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