物販ビジネスで仕入れから売上まで「数字の管理」でしっかり見極めよう
物販ビジネスで仕入れから売上まで「数字の管理」でしっかり見極めよう
物販ビジネスで重要視されるのが「仕入れ」や「販売先」、「扱う商品」、このようなワードを中心に多くの記事が掲載されています。
しかし、物販ビジネスで収益を出すためにこれらの要素だけではなく、もう一つ見落としてはならない重要なことが存在します。
それが「数字の管理」なのです。
今回はなぜ、物販ビジネスで数字の管理が大切なのか、そして数字の管理の具体的な方法もお伝えしていきます。
物販ビジネスで数字の管理を行うメリット
物販ビジネスでちょっと煩わしいのが売上などを数字で管理することですが、数字の管理をきっちり行うと、どのようなメリットが生まれるのか紹介していきます。
利益を正確に把握することができる
数字の管理をせず、感覚的にビジネスを行っていると、正確な利益や損失を把握することができません。
面倒でも仕入れにかかった代金や、売上、経費などを細かく数字に残して記録することで、物販ビジネスで現在のキャッシュフローを正確に知ることが可能になります。
損切を確定できる
物販ビジネスを行っていると、中々売れない商品が出てきます。
値上がりが期待できるため、敢えて在庫として置いているなどの明確な理由があれば別ですが、数字の管理をしないばかりになんとなく売れない商品を在庫として置いていると、商品の価値が下がり続け損失が拡大することになります。
数字をしっかりつけておくことで、その商品の需要の有無、売れる時期や仕入れる個数などを正確に見極めることができ、損切りのタイミングを掴みやすくすることができます。
今後の物販ビジネスに向けた有効なデータになる
物販ビジネスで取引が行われるたびに逐一数字で管理をし続けると、それがやがてオリジナルのデータになります。
どの商品が売れやすいのか、利益率や月ごとのトレンド、類似商品との売り上げの差も把握できるようになります。
データとしてこれらの情報を分析していくことで、今後どのように物販ビジネスを展開していくのか、中・長期的視点で見極めることもできるようになるので、数字の管理をするかしないかで、将来の利益にも大きく差が生まれることになるのです。
物販ビジネスで知っておくべき数字
物販ビジネスで数字を管理する際、3つの知っておくべき要素について紹介します。物販ビジネスの基本的な部分にもなりますが、なぜこの要素に数字の管理が必要なのかその理由についてお伝えします。
売上
まず、数字の管理が必要なのが売上です。
売上がなければビジネスとして成立しません。これは物販ビジネス以外にも言えることです。
そのため、物販ビジネスでも売上の作り方や管理方法を理解しておくべきなのです。
皆さん物販ビジネスをされると、「利益」を優先にしてしまい、ビジネスを継続していくことができないケースがよく見られます。
ここで大事なのは、「利益は売上の中にある」ということです。
売上も無いのに利益を作ることは不可能ですので、きちんと売上を作るために数字管理によって商品仕入れの構成を変えることや、経費削減で利益が出る状態になるのです。
まずは、売上という項目を意識して、利益を作れるように数字管理をしましょう。
利益
次に物販ビジネスの数字管理でおさえておくべき要素は、「利益」です。
ビジネスを回していくためには利益がでなければ、次の仕入れや経費を賄うことができません。
利益を確保するためには、ビジネスの拡大でより大きく売上を出すこと、そして無駄な経費を削減することです。
ビジネスを拡大させるためには、一つ一つの商品の仕入れから販売、その利益率まで理解する必要がありますし、経費を減らすためにも数字の分析が必要になってきます。
また、同じ商品で利益が出続けることはなく、世の中のトレンドや環境変化に対応しなければなりません。
この変化に対応するためにも利益を出し続け、どのような商品が売れやすいのかなどを毎月の数字をもとに管理することが重要になります。
利益の確保はビジネスを長く、大きく続けられるようにするために非常に重要です。
売上を作ったら利益についてもシビアに数字管理していきましょう。
在庫
在庫が無ければ、物販ビジネスのしようがありません。
無在庫販売という方式もありますが、手元に商品がないことで発送元の倉庫から商品が到着しないことや、売り上げた段階で商品の在庫が切れているというトラブルも多発しているので、まずは手元に在庫を確保して物販ビジネスをしましょう。
在庫の管理で大事なのは、いかに在庫を残さず早く回していくのか、つまり「回転率」の高さが求められるのです。
回転率の高い商品の在庫を確保することで、安定して売上が出やすくなり、利益も計上しやすくなりますが、中には売れない商品もあることでしょう。
売れる商品ばかり販売して、売れない商品の在庫をそのままにしておくことは、利益を小さくしてしまうことにも繋がります。
このような事態を避けるために、数字を使った在庫管理が物販ビジネスでは重要なのです。
数字をしっかり分析すれば、適正な在庫数、在庫金額にすることが可能です。
在庫の管理は数字を使って行うこと、これも物販ビジネスをする上で必要なテクニックです。
物販ビジネスで理想とすべき回転率や回転率の高い商品についてはこちらの記事をご覧ください。
物販ビジネスの数字管理に必要な情報
数字を管理する際に、どのような情報を入力すると詳細にそして正確に分析することができるのでしょうか。仕入れ・売上・月別の3つに分けて紹介していきます。
仕入れ情報を管理
物販ビジネスの数字管理で、まず入力すべき内容は仕入れに関する情報です。
商品の仕入れに関する情報を入力しないと、どのくらいの利益や損失があったのか管理することができません。
「商品の仕入れ日」「商品の仕入れ額」「商品名」「商品管理番号」といった項目は必ずおさえておきましょう。
商品管理番号が必要な理由は、番号ではなく商品名のみで管理しようとすると、似たような商品名だった場合わかりにくくなってしまうためです。
売上・販売情報の管理
続いて売上などの販売の際に管理すべき情報について紹介します。
売上・販売情報で管理すべき項目は、「販売日」「販売価格」「手数料」「送料」「利益額」「利益率」といった項目が最低限必要になります。
販売経路が複数以上ある場合は、商品が売れたプラットフォームの記載があると管理しやすくなるので追加で記載しておきましょう。
月ごとの管理
仕入れや販売された商品の管理は毎日入力するのが基本ですが、毎日入力したデータを月ごとに分けて管理すると、月間でどのくらいの利益が出てどのくらい仕入れたのかなどのデータから、売れ筋商品の絞り込み、あまり売れない商品の仕入れを減らすなど、より効率的に利益が出やすくなるので、月ごとに数字を管理することも必要なのです。
売上管理ツールについて
物販ビジネスで数字を管理する際に、さまざまなツールを用いて管理することがあります。
その際、有料か無料のツール、どちらを選ぶべきか迷われる方もいらっしゃるかと思います。
ここからは物販ビジネスの売上や販売管理ツールの必要性、有料か無料かどうかについて解説します。
物販ビジネス初心者は無料のツールを使えばよい
物販ビジネスを今後本業としてビジネスで発展させていきたい場合、有料の会計ツールが便利ですが、初心者や副業程度の小規模の経営であれば、無料の管理ツールで売上や仕入れについて十分管理できます。
有料の管理ツールは必ずしも必要というわけではありません。
物販ビジネスを始めたてであれば、無駄なコストをかけないことも重要です。
管理ツールの利便性とコスト、ビジネスをどのように展開するかを考えて有料ツールを取り入れるかどうか考えましょう。
物販ビジネスで使える無料の数字管理ツール
物販ビジネスの売上や仕入れの管理で使える無料ツールについて紹介します。
皆さんのパソコンに入っているWindowsならExcel、Macならnumbersを使って物販ビジネスの数字管理をすることができます。
計算式を設定できれば、かなり複雑な計算も自動で瞬時に行ってくれます。
月別の収支や利益率などの数字が簡単に割り出せますし、Excelやnumbersがプログラミングされているだけでも、十分に数字の管理ができます。
最初から有料ツールは使わなくてもよいので、この方法を是非使ってみてください。
<参考画像>
物販ビジネスにおける数字管理ツールの考え方
物販ビジネスでのツールの役目は、仕入れや売上管理を効率よく行えるようにすることです。
特に仕入れは重要で、蓄積したデータをもとに売れ筋商品の仕入れや、仕入れ個数など、その後のお金の流れが決まる段階ですので、ツールを用いて効率的に数字管理する必要があります。
決して有料ツールを用いる必要はありません。
仕入れ用の数字管理ツールと売り上げ管理用のツールを分けて使うと数字を把握しやすくなるので、分けて考えるようにしましょう。
手書きで帳簿を作る
パソコンの表計算ソフトに慣れておらず手書きのほうが早く作業できるという方は、手書きで帳簿を作る形でも構いません。
手書きで帳簿を作るとパソコンを起動させる手間がなく、即座に紙に書けるという利点があります。
ただ、効率の良さではパソコンを使ったやり方のほうに軍配が上がるので、少しずつでも簡単な項目からパソコンに数字を打ち込んで管理することに慣れていきましょう。
確定申告のために数字の管理が必要
売上など利益に関することだけでなく、税制面の観点からも物販ビジネスで数字の管理をすることは重要なのです。
物販ビジネスである程度売上がある場合、確定申告をしなければなりません。
この確定申告をするためにも、先程お伝えした仕入れや売上、在庫管理、利益率など数字を使って明確にしておく必要があるのです。
この管理が適切に行われていないと、確定申告を正しく行えないということになります。
確定申告を行うことができないということは、適切な所得税を納めていないということを意味しているのです。
納税をしなければ、ペナルティで追徴課税を受けてしまうことや、脱税とみなされた場合には、最悪の場合刑事罰に処される可能性もあります。
確定申告を正しく行うためにも、物販ビジネスでは数字の管理をきっちり行う必要があるのです。
物販ビジネスで数字の管理を行う際のポイント
物販ビジネスで数字を帳簿などに記録して管理する際、心がけておくと物販ビジネスで失敗が少なくなるポイントについて紹介していきます。
記録すべき内容はすぐに帳簿に入力する
売上や仕入れの段階で、お金の流れや在庫変動があった場合、逐一帳簿に記録して管理するようにしましょう。
後からまとめてやろうとすると記入ミスや入力忘れが起きてしまい、帳簿上の数字が合わないことや、確定申告にも影響を及ぼすことになります。
記入すべきことが発生するたびに帳簿に数字を記録して管理する癖をつけるようにしましょう。
他の人が入力できるようなひな型を作る
物販ビジネスが発展していくと、数字の管理を一人で行うとは限りません。
そのため、自分だけがわかるような帳簿を作っても売上分析がしづらくなるでしょう。
誰でも入力できるように分かりやすいひな型を作っておくことで、数字の管理が円滑になり、物販ビジネス自体も早く回りやすくなります。
まとめ
ここまで物販ビジネスで数字の管理をしっかり行うことがいかに大事かについてお伝えしてきました。
仕入れや販売、利益に至るまで数字が必ずついて回るのが物販ビジネスです。
管理することは大変ですが、数字になって表れているため、売れ筋や損失などのデータが分かりやすくなります。
また税金を支払う際にも数字の管理をしておくと、脱税や追徴課税のトラブルを回避することができるでしょう。
様々な面から見ても物販ビジネスで数字の管理をすることが大切なのです。
今回紹介した方法を使って正確に早く数字の管理を行えるようにしてください。
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